約 5,398,429 件
https://w.atwiki.jp/fateparawaa/pages/17.html
CLASS アサシン マスター 衛宮継美 真名 アルトリア 性別 女性 身長体重 154cm/42kg 属性 秩序・悪 ステータス 筋力:B 耐久:B 敏捷:A 魔力:A+ 幸運:D 宝具:A++ クラス別スキル 気配遮断:A サーヴァントとしての気配を断つ。完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 比喩ではなく「闇に溶ける」彼女の姿は、まさに「アサシン」に相応しい 固有スキル 心眼(真):B 精神汚染:C 対魔力:B 理性の暴走:A 心眼(真):B 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理” 逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 精神汚染:C 精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。 ただし同ランクの精神汚染がない人物とは意思疎通が成立しない。 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 理性の暴走:A 自らの理性、思考を全て遮断することで、一時的に自らのステータスを全てA++に引き上げる。 暴走している間は他のステータスの効果が無効となり、マスターによる命令、令呪の効果も受け付けない。 自分が信じてきた騎士たちに裏切られ、自分であるための「理性」を切り捨てた彼女だけが得られるスキル。 宝具 『血に染まりし裏切りの剣(ブラッディ・エクスカリバー)』ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 宝具2 『我が王政は円卓の為に』ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補捉:1人 嘗てブリテンの王として君臨していた「アーサー王」の成れの果て。俗にいうifの世界のアーサー王。 円卓の騎士に見放され、裏切られた彼女はこの世界に絶望し、エクスカリバーで「音もなく」騎士を皆殺しにした。 この世界の彼女はセイバー・オルタのように精神が汚染されているため、黄色がかった白髪となっている。 また常に口元を覆うようにマフラーをしており、暴走発動の際にのみマフラーを外し、叫び声を上げて攻撃を繰り返す。 アサシン、と言うよりはバーサーカーに近い感じの性格や性能で、暗殺任務にはかなり向いていない。 しかし嘗ての力や聖剣は失っておらず、一対一ならば確実に有利に立てる力を兼ね備えている 人物像は「セイバー・オルタを更に黒くしたセイバー」。性格はほぼなくなってしまっている。 勿論必要最低限にはしゃべることができるが、それ以外では全くといっていいほど喋らない。 その為性格はわからず、マスターである継美にもその心はわからないという。
https://w.atwiki.jp/fh-legend/pages/42.html
アサシン アサシンとは、忍術系の職業のひとつ。 分類は上級職業。 ステータス 職業名 剣術熟練度 魔術熟練度 神術熟練度 弓術熟練度 体術熟練度 忍術熟練度 その他 アサシン 0 0 0 0 0 5000 なし 基礎成長値 HP MP 力 生命 知力 精神 運 速さ 0 50 110 70 100 70 90 140 取得可能アビリティ 必要熟練度 条件 探索 1000 なし 発見 3000 探索取得 黄金発掘 7000 発見取得 毒斬 700 なし 猛毒斬 7000 毒斬取得 先制攻撃 5000 なし 技 通常攻撃 タメ攻撃 応急手当 電光石火 飛影斬 毒斬 暗黒斬 龍火 鳳仙花 飛燕神撃斬 瞬毒殺 緊縛 根絶 血華繚乱 その他 速さの基礎成長値がとても高い。
https://w.atwiki.jp/qharmony/pages/308.html
◆アサシン ←戻る(Lv60 +シャドウCLv5) 命力 魂力 腕力 体力 器用 素早 魔力 抗魔 集中 成長値 +4 +7 +9 +3 +8 +7 +1 +1 +3 HP 攻撃 防御 魔攻 魔防 命中 制御 行動 回避 補正値 - +20% - - - +15% - - +10% ◇ソウルアビリティ 名前 効果 SP AC 修得条件 服毒 オープニング時、攻撃力と命中力と回避力が10%上昇する ただし、毎ターン開始時に現在HPの10%分、現在HPと最大HPが減少する 3 2 アサシンCLv1? 毒殺 猛毒状態の対象に対し、与ダメージが10%上昇する / 猛毒ダメージを進行させる 2 2 アサシンCLv1?
https://w.atwiki.jp/orehatatori/pages/46.html
アサシン装備 成長率 考察性能 パーティ編成 備考 アクティブスキル オートスキル パッシブスキル サポートスキル アサシン シーフLv50「暗殺者の心得」習得でCC可能 装備 武器:短剣 防具:軽装 職別:マフラー、マスク 成長率 HP SP ATK DEF INT RES DEX SPD 6 3 8 5 2 2 7 9 ※下級職最大5、上級職最大9、全職最大10 考察 + ... 性能 パーティ編成 備考 アクティブスキル スキル名 属性 Lv 威力回復補正値 消費SP 優先度 特殊効果 効果範囲 訓練P 訓練費用 習得条件 ヴィルレントヘイズ 魔法補助 1 - 10 - 毒15% 敵全体 5P 500J Lv5 2 12 毒20% 5P 500J 3 15 毒25% 5P 500J 4 20 毒30% 10P 800J 5 25 毒40% 25P 1200J 毒霧を発生させ、敵全体を○%の確率で毒状態にする アビスチェイサー 物理 1 110 20 - 対象が毒状態なら威力+80 敵単体 10P 800J Lv10 2 120 22 対象が毒状態なら威力+100 10P 800J 3 130 25 対象が毒状態なら威力+120 10P 800J 4 140 30 対象が毒状態なら威力+140 15P 1000J 5 150 40 対象が毒状態なら威力+170 20P 1500J 弱った敵単体を確実に仕留める攻撃。攻撃対象が毒状態の場合、威力を○上昇する デルードスタブ 物理 1 220 34 - 敵中衛単体 5P 500J Lv5 2 240 40 5P 500J 3 260 45 5P 500J 4 280 55 10P 800J 5 320 68 25P 1200J 敵陣に紛れ込み、中衛の敵単体を攻撃する ナイトメアプレス 物理闇属性 1 130 25 - 衰弱40% 敵単体 5P 500J Lv5 2 150 28 5P 500J 3 170 32 衰弱65% 5P 500J 4 190 40 10P 800J 5 220 50 衰弱80% 25P 1200J 衰弱効果のある毒塗りの短剣で敵単体を攻撃する。○%の確率で衰弱状態にする ディファイル 魔法闇属性 1 100 30 - 80%で3ターン光耐性-15% 敵全体 - - 熟練1 2 110 35 80%で3ターン光耐性-20% 20P 1200J 3 120 40 80%で3ターン光耐性-25% 20P 1200J 4 130 45 80%で4ターン光耐性-30% 25P 1500J 5 150 60 80%で4ターン光耐性-40% 35P 2500J 汚染されたガスを発生させ、敵全体を攻撃する。80%の確率で、○ターンの間、光属性耐性を○%下げる アークレイ 魔法闇属性 1 250 40 - 敵単体 - - 熟練2 2 280 45 5P 1000J 3 300 52 5P 1000J 4 320 65 10P 1500J 5 400 82 20P 2500J 魔力で生成された刃で、敵単体に致命傷を与える オートスキル スキル名 LV 効果 訓練P 訓練費用 習得条件 サルベージライフ 1 敵撃破時HP100回復 10P 800J Lv10 2 敵撃破時HP120回復 10P 800J 3 敵撃破時HP150回復 10P 800J 4 敵撃破時HP180回復 15P 1000J 5 敵撃破時HP200回復 25P 1500J 自身の攻撃で敵を倒した場合、自身のHPを○回復する インサニティパワー 1 ターン開始時、自身が状態異常ならATK+10% 10P 800J Lv10 2 ターン開始時、自身が状態異常ならATK+12% 10P 800J 3 ターン開始時、自身が状態異常ならATK+15% 10P 800J 4 ターン開始時、自身が状態異常ならATK+18% 15P 1000J 5 ターン開始時、自身が状態異常ならATK+20% 25P 1500J ターン開始時、自身が状態異常に掛かっていた場合、自身のATKを○%上昇する マキシマムスピード 1 ターン開始時、自身が状態異常で無ければSPD+5% 10P 800J Lv10 2 ターン開始時、自身が状態異常で無ければSPD+6% 10P 800J 3 ターン開始時、自身が状態異常で無ければSPD+7% 10P 800J 4 ターン開始時、自身が状態異常で無ければSPD+8% 15P 1000J 5 ターン開始時、自身が状態異常で無ければSPD+10% 25P 1500J ターン開始時、自身が状態異常に掛かっていない場合、自身のSPDを○%上昇する 集中回避 1 防御時回避率+5%、防御時軽減率-25% - - 熟練3 2 防御時回避率+6%、防御時軽減率-25% 30P 2000J 3 防御時回避率+7%、防御時軽減率-25% 30P 2000J 4 防御時回避率+8%、防御時軽減率-25% 40P 2500J 5 防御時回避率+10%、防御時軽減率-25% 60P 5000J 防御時、自身の回避率を○%上昇させ、防御時のダメージ軽減率を25%低下させる パッシブスキル スキル名 LV 効果 訓練P 訓練費用 習得条件 単独任務 1 単独出撃時ATK+100 5P 500J Lv5 2 単独出撃時ATK+200 5P 500J 3 単独出撃時ATK+300 5P 500J 4 単独出撃時ATK+400 10P 800J 5 単独出撃時ATK+500 25P 1200J チームが自身のみの場合、自身のATKを○上昇する 暗殺術 1 非隣接時DEX+50 10P 800J Lv10 2 非隣接時DEX+80 10P 800J 3 非隣接時DEX+120 10P 800J 4 非隣接時DEX+150 15P 1000J 5 非隣接時DEX+200 20P 1500J 自身に隣接してる味方がいない場合、自身のDEXを○上昇する 影隠れ 1 後衛時、回避率+1% 15P 1200J Lv20 2 後衛時、回避率+2% 15P 1200J 3 後衛時、回避率+3% 15P 1200J 4 後衛時、回避率+4% 20P 1800J 5 後衛時、回避率+5% 30P 3000J 自身が後衛の場合、自身の回避率を○%上昇する ハントレプタイル 1 爬虫族族特攻+10% 10P 1000J Lv30 2 爬虫族族特攻+15% 10P 1000J 3 爬虫族族特攻+20% 10P 1000J 4 爬虫族族特攻+25% 30P 3000J 5 爬虫族族特攻+30% 50P 8000J 爬虫族族に対してダメージを○%増加させる 暗殺者の極意 1 SPD+100 80P 10000J Lv200 2 SPD+120 80P 10000J 3 SPD+150 80P 10000J 4 SPD+200 100P 20000J Lv250 5 SPD+250 150P 30000J Lv300 アサシンを極めた証。SPDを○上昇する 暗殺者の秘訣 1 SPD+50 10P 3000J Lv100 2 SPD+80 10P 3000J 3 SPD+100 10P 3000J 4 SPD+150 30P 5000J Lv150 5 SPD+200 40P 8000J Lv200 アサシンの戦い方における秘訣。SPDを○上昇する サポートスキル スキル名 LV 効果 訓練P 訓練費用 習得条件 影に潜む者達 1 チーム全員アサシンなら回避率+1% 5P 500J Lv10 2 チーム全員アサシンなら回避率+2% 5P 500J 3 チーム全員アサシンなら回避率+4% 5P 500J 4 チーム全員アサシンなら回避率+6% 10P 800J 5 チーム全員アサシンなら回避率+8% 20P 1200J チーム全員がアサシンの場合、味方全体の回避率を○%上昇する レジストレプタイル 1 爬虫族族特防+5% 10P 800J Lv30 2 爬虫族族特防+6% 10P 800J 3 爬虫族族特防+7% 10P 800J 4 爬虫族族特防+8% 20P 1000J 5 爬虫族族特防+10% 30P 1500J 味方全体の爬虫族族からの被ダメージを○%軽減する 毒薬の風 1 ターン終了時、敵単体に毒1% 15P 1000J Lv50 2 ターン終了時、敵単体に毒2% 15P 1000J 3 ターン終了時、敵単体に毒3% 15P 1000J 4 ターン終了時、敵単体に毒4% 30P 1500J 5 P J ターン終了時、○%の確率で敵単体を毒状態にする 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/psyren_wars/pages/76.html
星空凛&アサシン ◆VUBZx4BclE 深夜――人気はなく、その闇を街灯が照らしているだけである。 その路地には音もなく、ただ風が吹く音が通り過ぎるだけ・・・だったのだが。 暗がりの中にある、どこにでもあるような一軒家から、銃声と人が騒ぐ声が鳴り響いてきた。 しかし、そんな騒音も数分でやんだ。 聞いた者はいない。ここには通る者がおらず、近くに住む者は夢の中だ。 「...こんなところか」 その家の中には死体が散乱していた。そんな地獄絵図の中、そこに立つ者がいた。 その男の顔は、一目で『外国人』だとわかるだろう。 「どいつもこいつも『殺すぞ』だァ?オレはお前らがそうやって『殺す』『殺す』って言い合って慰め合っているような弱虫共の世界で生きてねーんだ」 しかし、その男はこの家の住人ではなかった。この男が一人で片付けたのだ。 このギャング達を―――いや、ジャポーネの言葉でいうと「ヤクザ」だったか。 「おい...入ってきていいぞ...凛」 その言葉に呼応するように一人の人物が入ってくる。 その姿は小柄で、仔猫のよう...いや、この世界では仔猫同然であった。 まぎれもない、ただの少女だったのだから。 「本当に殺しちゃったのにゃ...?」 「コイツらはNPCだ...殺しても罪になりゃあしないし、何よりもここは―――」 「聖杯戦争――殺し合いの場だ」 アサシンが襲撃したのはヤクザのアジトだった。中には10人弱の人間がいて入るや否や「殺すぞ、ゴラァッ!!」と威嚇してきたが、 アサシンは獲物のリボルバー式拳銃で全員を難なく殺害し、このアジトを乗っ取ることができた。 アサシン―――その真名はプロシュートという。イタリアのギャング組織にて暗殺チームに所属していた経歴を持つ男。 対して、そのマスターの名は星空 凛。魔術師でもなければ死神でもなく、犯罪者でもない。ただのスクールアイドルをしている女子学生である。 (これでこの世界に来てからの当面の目標は達成できたな...) アサシンは心の中でひとりごちる。 ヤクザのアジトを襲撃したことには理由があった。 第一に、ただの一般人である凛は魔力が乏しい(アイドルとして活動していたことによりファンからの信仰が魔力となっていて少しはマシなようだが)。 そのため、どうしても魔力が枯渇しがちで、NPCの魂を吸収する必要があった。 第二に、凛は戦う力を持っていなかった。それを少しでも補うために武器が必要であった。 「よし、魔力は当分は問題ねーな。武器も予想以上にあるし冷蔵庫もある。寝床や金も氷も申し分ない」 ・・ 「ただ、残念なことは...『掃除』が大変なことと当分は血生臭いにおいが消えねーことくらいか」 「ねえ兄貴、本当によかったのかな...」 凛が近づいてきて不安な表情で問うてきた。 「凛は兄貴を見捨てて元の世界に帰るのも嫌だけど・・・関係ない人を殺すのも――」 「凛...オメー明るそうに『オレを切り捨てずに聖杯戦争を生き残りたい』っていってたよな?...いいか?俺達は『マスターとサーヴァント』の関係・・・ 一心同体だ。目的である聖杯をゲットするために『オレ達』は生き残らなくっちゃあならねぇ。そのためにオレは全力を尽くす。オメーに必要なことを教え る。銃の使い方も含めてな」 「っ...!」 凛の表情がさらに強張る。その目には涙が浮かんでおり、恐怖を隠せない様子が見て取れる。 アサシンはここに来る前はここまで弱気になることはなかったのにと思いつつ怯える凛を諭す。 ・・・・・・ 「オメーがそれでいいなら『令呪』を使ったっていい。ただ、覚えとけ...聖杯戦争に関わることは『そういうこと』...オメーにも危険が及ぶ可能性だって 十分にある。オレがこれから教えていくことはオメーが自分を守ることにつながるんだ」 「兄貴...」 「まぁ―――」 「オメーを無理やり巻き込んだオレが偉そうに言える立場じゃあないんだけどな」 そう、凛がなぜ戦う力がないのかというと『巻き込まれた』のだ。 時間は数時間前にさかのぼる...。 「オメーが俺のマスターだと?」 ・ 東京都千代田区にある廃工場...そこでアサシンは男に召喚された。 「ああそうだ。俺の名前は...と言いたいところだが時間がねぇ。追手がここまで来ているかも...」 その男はひどく焦っていた。もとはヤクザだったが、薬を売ったところ、そこで手に入った金のあまりの巨額さに目がくらみ、それを組織に渡さずに逃げ出 した。そして現在、組織に追われているわけである。 「このテレホンカードさえあれば...金は俺のモンだぁ...向こうの世界に言ったら全員ブチ殺して...ヒヒヒ...」 「......」 プロシュートは呆れて物も言えなかった。 まさかこんなマンモーニ(ママっ子)にも及ばねえ弱虫に召喚されるとは...。 内心では腹が煮えくり返る思いだった。 男がテレホンカードを見てそうこうしているうちに、廃工場の外で何台もの車のエンジン音が鳴り響いた。 「...ヒィ!!お、追手が...」 「...とにかく、隠れるぞ」 気分を悪くしながらも、軽蔑さえ交じったそっけない口調でアサシンは男を誘導する。 隠れて様子を見ていると、男の言う追手が工場の中に入ってきた。 しばらく男はその様子を見ていたが、アサシンの意識は別の方向にあった。 この男は恐怖のあまり、『テレホンカードを使って別世界に逃げるという選択肢』すら失念している...。 そのことや『忘れ物』のことをアサシンが言わなかったのはこの男を軽蔑していて死んでほしいとすら思ったからかもしれない。 「ああ!!!俺の金!俺の金があああ!!」 男が奪ってきたと思われる金を入れたアタッチケースが元いた場所に置いたままであった。 追手が来ていることを忘れ、男は揺れる布を見た闘牛のように向かっていく。 当然、轟いたのは何十発もの銃声。男は聖杯戦争に参加することなく死んだ。 「チィ...ッ!」 ただ、歯噛みするしかなかった。数十秒の間で男の遺体は回収され、1分が経つ頃には既に男の追手はいなかった。 アサシンは咄嗟に男が落とした赤いテレホンカードを手に、アサシンは切迫した表情で走り出す。 (いつオレの魔力が切れるかわからねぇ...あと1分、いや30秒...?とにかく時間がねぇ!) このままでは魔力が尽きて現界できなくなり、消滅してしまう。 そんな最期だけはアサシンのプライドが許さなかった。 新しいマスターを誰でもいいから見つけなければッ!! 「新しいレストランがオープンするんだって!凛ちゃんも真姫ちゃんも今度3人で行ってみようよ!きっとおいしいお米を仕入れているんだろうなぁ...」 「それはダメにゃ!その前に新しいラーメン屋にいってからにゃ!」 「どっちでもいいけど、二人とも食べ過ぎないでよ?」 廃工場からそう遠くない歩道を、3人の少女が歩いていた。 この時、凛は下校中で楽しそうに親友の真姫と花陽とおしゃべりをしていた。 どうやら空いた時間に行く店について話をしているらしい。 しばらくして、花陽が歩道の向こう側から猛スピードで向かってくる影を見つける。 「あれ...あの人なんかこっちに向かってくるよ...?」 花陽が示した方向を見てみると、黒いスーツを着た怪しい男の人がスゴイ顔をしてこっちに向かってくる。 そして 「オイッ!誰だっていい!今すぐこのテレホンカードを手に取れ!」 「え...な、何するの?」 「な、なによあなた!いきなり凛の手をつかんで!ちょっと!凛から離れなさい!」 アサシンは迷うことなく凛の手首をつかみ、その手をテレホンカードに近づける。 「いいから取るんだ...時間がないッ!」 「ひっ、は、はい」 凛はあまりに突然な出来事に気が動転してしまい、正確な判断を下せなくなっていた。 真姫のアサシンへの抗議やおろおろする花陽も認識せずに、テレホンカードを受け取ってしまう。 その瞬間、凛とアサシンの姿は消えていた。 「え...?」 真姫と花陽はなにが起こったのかが理解できなかった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「凛が男に手首をつかまれて『男が持っていた何かを取ったと同時に消えていた』...何が起こったの...!」 「凛ちゃん...どこにいるの...?」 その言葉を聞く者はいなかった。 「ん......え...?」 凛は目を覚まし、妙に気だるい体を起こすとそこは見知らぬ世界だった。 景色はがらりと変わり、下校中の夕方ではではなく真っ暗な夜。辺りは空地の草原のようで、自分は地面で寝ていたらしい。 制服が汚れるとかどうしてこんなに長い時間を眠っていたかなど様々な考えが頭に浮かんだが、 「目を覚ましたか...『マスター』」 「にゃアア!?」 隣にいたいかにも裏社会に通じていそうな男の人に声をかけられ、眠たげだった精神が完全に覚醒する。 そんな凛の隣にいたのは先ほど自分の手首をつかんでよくわからないことをしていた外国人の男の人。 確か放課後のμ'sでの練習が終わって友達と何気ないおしゃべりをしていて...気づいたらここで寝ていた。 この人がマジックで凛をワープさせたのかな? 本当はそんなチャチなものでは断じてないのだが、混乱のあまりに間抜けな思考が頭を通り過ぎる。 とにかく、自分に何をしたのかを聞かねばと思い、苦手な英語の知識を駆使して、 「え、ええと...あ、あいあむ...凛――」 「安心しろ、言葉は通じる」 英語で話しかけようとしたところ普通に日本語で返された。そういえば自分が目が覚めた時も日本語で話していた。 そこで、凛は改めて話そうと思ったが、その前に外国人の男が口を開いた。 「いいか、よく聞け。『マスター』は今、聖杯戦争の場にいる」 「聖杯戦争...?」 聞いたことのない単語を聞かされ、オウム返しをするしかなかった。 「以上が聖杯戦争について俺が知っている情報だ。...オイ、聞いてんのか?」 「うっ...ひっぐ...」 凛は泣いていた。それも無理もないだろう。いきなり聖杯戦争という殺し合いに参加させられたら泣きたくなるものである。 ましてや泣き虫なきらいがある女子学生の凛なら当然である。 「ひどいにゃ!凛はこんなとこ全然来たくなかったのに!」 目に涙を溜めながら凛は反発する。 だが、アサシンが凛以外の誰かをマスターにするかそのまま消えていれば...とは言えなかったし、そう考えようともしなかった。 もし凛以外をマスターに選んでいたら、確実に親友の花陽か真姫が巻き込まれていただろう。 また、アサシンはなぜ新しいマスターを何としてでも見つけようとした理由にも共感するところがあったからだ。 誰だって夢を果たせずとも無様な死に方をしたくはない。 凛も、例えば友を守るために死んでいくキャラクターのような死に様は美しいと思っていたし、 漫画で何回も読んできた(さすがに現実では死に様どころか人が死ぬ場面も見たことがないが)。 「それは悪かったな。謝っておく。すまない」 「...」 「もとの世界に...どうやったらみんなにまた会えるのにゃ?」 しかし、やはり凛はこんな世界から早く帰りたかった。早くμ'sのみんなに会いたい。その願いだけが凛を支配していた。 「それなら...オメーの右手を見てみろ」 その言葉のままに右手を見てみると、そこには特徴的な形をした印が浮き出ていた。 「それは『マスター』の令呪だ。それを使えば『サーヴァント』である俺にどんな命令も聞かせられる」 「その令呪を使ってオレに自殺させろ。そしたらオメーは6時間以内にそのテレホンカードで電話をかければ元の世界に帰れる。そもそも、『マスター』が ここにきた原因はオレにある。悔いはないといえば嘘になるが...最悪の死に方はせずに済んだからな」 「そ、そんなこと...」 できるはずがない。先ほどのアサシンの説明の中に魔力の供給とあった。その魔力がなければアサシン曰く『あっけなく消えちまう』とのことだ。 凛はアサシンがたとえ初対面のギャングでも切り捨てることはできなかった。 「それができねえのなら、この聖杯戦争を生き残っていくしかねえ。どうする、『マスター』?」 「...その前に、聞かせてほしいことがあるにゃ」 「なんだ?」 「聖杯って願い事がなんでも叶うって言ってたけど...アサシンは何を叶えたいのにゃ?」 アサシンはしばらく黙りこんで...こう言い放った。 「復讐だ」 「復讐...?それって今までのことをもう一度勉強する『復習』じゃあ――」 「ない。あまりオレ自身のことはいいたくはねぇんだが...オレはギャングの暗殺チームに入っていた。が...そのギャングのボスを探っていた仲間が殺され た。その復讐だ」 凛は、あまりの生々しさに何も言えなかった。ただ、『絶対に負けるわけにはいかない』。そんなアサシンの持つ覚悟を感じることができた。 「逆に聞くが『マスター』はどんな願いがあるんだ?」 「願い...」 凛は確かに夢がある。μ'sの仲間と一緒にラブライブで優勝するという夢が。 しかし、凛はそれを叶えようとは思わなかった。この願いは自分で叶えてこそかけがえのない価値があるのだから。 「ないにゃ」 「...まぁ予想はしていたがな。もとはただの通りすがりだったわけだからな」 「だから...凛はアサシンを見捨てずに生き残りたい。聖杯戦争に参加するにゃ!」 「それはありがたいが...お前自身、どんな能力がある?あまり期待はしねーがな。もう一度言うがこれは聖杯戦争...つまり、殺し合いだ。生半可な強さじ ゃあ勝てねぇぞ」 「う...た、体力に自信があるにゃ!自分でいうのも恥ずかしいけど...運動神経がいいにゃ!」 「他には?」 「そ、それだけにゃ」 アサシンは目を閉じてため息をつく。それを失望と見たのか、凛は心配そうにアサシンを見ていた。 「オレから巻き込んどいていうのも癪だがよォ...同情して聖杯戦争に参加しようっていうんなら願い下げだぞ?」 その言葉を聞いた凛は、先ほどのアサシンのように目を閉じた。しかしため息をつくことはなく、やがて目を開き、アサシンを見つめるとともに静かに口を 開く。 「凛には夢があるにゃ。凛はスクールアイドルっていう、学校の部活でアイドル活動をしているにゃ。こっちの世界にはラブライブっていうスクールアイド ルの大会があって、それに優勝したい。今はそれに向けてみんなと頑張ってるにゃ」 「けれど...それを聖杯で叶えたくなんかないにゃ。アサシンは同情っていってたけど...そんなことないにゃ!凛はただ、アサシンを切り捨ててまで元の世 界に帰りたくないだけにゃ!凛は確かに願いがないといった...けど、それは『聖杯で叶えたくない』ってことッ!この凛には夢があるッ!それを自分の、 『自分達』の力で叶えたいッ!このことも同じ...凛は令呪に頼らずに、アサシンと生き残ってもとの世界に帰りたいにゃ。だからッ!凛と一緒に戦ってほ しい!」 凛は真剣な顔つきでアサシンを見た。アサシンは何も言わずに黙って凛を見つめていたが...やがて、 「これからよろしくな...『マスター』」 と短く答えた。それを聞いた凛の表情が明るくなり、「うん!」と大きく首を縦に振った。 また、冒頭でのヤクザの家に向かっている途中のことである。 「アサシン...『アサシン』ってなんだか呼びにくいにゃ。やっぱり『プロシュート』って呼んだ方が――」 「バカ言うな。真名を呼ばれることは弱点をさらけ出すのと同じって言っただろ」 「でもこっちの世界からすると物騒で呼びにくいにゃ~。じゃああだ名にする?『プロシュー』?『潰シュー』?『相手のゴールにシュー』?あまりしっく りこないにゃ~」 凛がなにやら馬鹿げたあだ名をつけようとしているらしい。確かに真名がばれなければ特に問題はないが...「潰シュー」みたいな潰れたシュークリームみ たいなあだ名で呼ばれたらこっちの調子が狂ってしまう。 そのため、アサシンはかつての弟分が自分を呼ぶ際に使っていた名前を差し出した。 「『兄貴』...そうだ、俺のことは『兄貴』って呼べばいい」 「『兄貴』...うん、わかったにゃ、『兄貴』!それと、凛の名前は『マスター』じゃなくて『星空 凛』て名前があるんだから、『凛』って呼ぶにゃ!」 「あいよ、『凛』...」 そして、現在に至る。 (出発したときはあんなに明るかったんだがな...) そんな凛も、いざ『その手のこと』に関わるとなるとやはり気後れしてしまうようだ。 現在、凛は銃を持っている。あれから外に出て、基本的な銃の扱いを教えるために人気のない場所を探し、先ほどの空地へたどり着いた(鍵はかけてきた) 。 さて、これからどう戦うか。マスターの魔力も少ない、自分はアサシンだから直接対決は不得手、さらに戦うためには宝具のスタンド『ザ・グレイトフル・ デッド』の使用が必要。問題は山積みだ。だが...『栄光』を掴んでみせる。アサシンは静かに決意した。 「あ、兄貴ィ~」 「どうした、凛?」 「この銃、撃てないにゃ...」 アサシンが銃を見てみると、発砲するためのあるプロセスを凛はすっ飛ばしていたことに気づく。 「凛、オメー...」 「安全装置を知らないのか?」 【真名】 プロシュート@ジョジョの奇妙な冒険 【パラメータ】 筋力C 耐久C+ 敏捷A- 魔力C 幸運D 宝具B+ 【属性】 秩序・悪 【クラス別スキル】 気配遮断:C+ サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てばサーヴァントでも発見することは難しい。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 兄貴:C+ 共に行動する者の能力を向上させる。スキル『カリスマ』に似たスキル。 弟分(妹分)に対しては厳しくも面倒見がいいプロシュートの一面。 その人物の持つ弱さを指摘しつつも、強い部分を評価して 「お前ならできる」と鼓舞する姿はよき兄貴分であり、師匠でもある。 彼と行動を共にし、彼の「覚悟の強さ」を見た者はどんなマンモーニ(ママっ子)でさえも その弱さを捨て、驚異的な成長を遂げる。 戦闘続行:B 覚悟の強さ。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の重傷を負ってなお戦闘可能。 瀕死の状態でもスキル・宝具を平常時と同等以上のレベルで使える。 目的を達成するためならば、腕をとばされようと脚をもがれようと行動を続ける(能力を解除しない)。 耐久力:C+のプラス補正は生前に瀕死の重傷を負いながらも能力を使い続けたことに由来しており、 どれだけ致命傷を負わせても彼を死に至らしめるのは難しくなっている。 心の中の行動:D プロシュートがかつて弟分に暗殺者として教えていた言葉がそのままスキルに昇華したもの。 心の中で思った行動を反射的に実行することができる。 そのスピードは心の中で思ったと同時にその行動がスデに終わっているほど速い。 俊敏:Aはこのスキルに由来するものであり、移動速度的な意味合いでの俊敏はC相当である。 心眼(真):B 暗殺チームの一員として数々の戦闘の経験で培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。 このアサシンの場合、戦闘時でなくとも敵の様子を見て状況を推量することができる。 【宝具】 『偉大なる死(ザ・グレイトフル・デッド)』 ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~200 最大捕捉:1000 生命が持つ精神エネルギーが具現化した存在。聖なるビジョン『スタンド』。 目が全身のあちこちにあり、巨大な2本の腕だけで身体を支えている下半身のないスタンド。 全身の目玉から広範囲に周囲の生物を老化させるガスを噴射する。植物や果物にも効果がある。 その老化ガスを浴びた者は肉体のみならず精神力、記憶力、魔力までも減衰してしまう。 本体であるプロシュートが直接対象に触ることにより、老化スピードを急激に上昇させることが可能。 極限まで老化させられた場合、自力で動くのが困難なレベルになってしまい、寿命が尽きて死ぬ。 ただし、体温が低ければ老化のスピードが遅くなる。そのため、若干体温が低い女性には効果が薄い。 さらに無差別にガスをまき散らすため敵味方の区別はできず、あらかじめ氷などで体を冷やすなど対策を取っておく必要がある。 また、この能力を応用して、自分を老化させて老人に変装することができる。 『気配遮断』と組み合せばサーヴァントとして気づかれずに容易に接近することができる。 スタンドビジョンのダメージは本体にフィードバックされる。 『偉大なる栄光(ザ・グレイトフル・グローリー)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:―― 最大捕捉:―― 死ぬ直前まで、たとえ瀕死のダメージを負おうとも スタンドを解除せず戦ったエピソードから生まれた宝具。 アサシンは例え霊骸を破壊されようと、十数ターンの間『偉大なる死』を発動し続ける。 【weapon】 ミスタ愛用のリボルバー式拳銃 『偉大なる死』により戦闘不能にしたグイード・ミスタから奪った拳銃。威力はそこそこ。 宝具『偉大なる死』のスタンドビジョン ステータスは破壊力 B スピード E+++ 持続力 A 精密動作性 E 成長性 C相当。 スタンドで格闘戦を行うことが可能。 ただしスピードにプラス補正がかかるのは移動を伴わない動作をしているときのみ。 直接戦闘では相手が老化していることが前提となるため、 たとえ能力ランクA以上の相手でも老化の進行次第で互角以上に戦える。 【人物背景】 イタリアのギャング組織「パッショーネ」の暗殺チームに所属するイタリアンギャング。 目的のためならばたとえ無関係の人を巻き込もうとも躊躇しない強い覚悟の持ち主である。 しかし面倒見がいい一面があり、弟分のペッシが恐怖でスタンド能力を解除した時は ペッシの精神の弱さを厳しく指摘しつつも、ペッシが自分の勘に自信を持てない時は「自信を持て」 「お前の能力はその気になればだれにも負けない」「ここが正念場だ」と鼓舞していた。 生前はペッシとともにフィレンツェ行の特急列車にて乗客ごとブチャラティ一行を襲撃。 その目的はパッショーネのボスに仲間のソルベを惨殺されたことへの復讐をするために、 ボスの情報を得る手がかりとなるボスの娘・トリッシュの身柄を確保することだった。 しかし、ブチャラティとの戦闘の末、列車の外へ放り出されスタンド能力が解除されたため死亡した・・・ かに見えたが、列車の車輪の間に入り込み、致命傷を受けながらも生き延びていた。 以降は、スタンド能力を再発動し、列車に残ったペッシのブチャラティとの戦闘を援護。 そのスタンド能力はプロシュートが死ぬまで解除されることはなく、 ペッシはプロシュートの覚悟の強さを見て成長を遂げ、 「10年の修羅場を潜り抜けたスゴ味と冷静さをもつギャング」へと変貌、ブチャラティを震撼させた。 【サーヴァントとしての願い】 仲間のソルベを殺したボスに復讐する。 【基本戦術、方針、運用法】 ステータスは全体的に平均程度だが、単純なステータスにおいては 近距離戦では筋力・耐久で劣るセイバーやライダーなどに、 遠距離戦では宝具が直接攻撃に向いていないためアーチャーやキャスターに劣るため、 他のサーヴァントとの正面対決ではどうしても不利になりがちである。 しかし、アサシンらしく気配を消すことで近づき、 最大で半径約200mにも及ぶ範囲の老化ガスをまき散らし、相手を弱体化させることで全クラスに優位に立てる。 そのため、相手を老化させ、戦力を弱めるのが基本戦術。 アサシン自身が老人に扮して相手のマスターを数秒で老人にし、魔力を枯渇させて再起不能にするという芸当も可能である。 たとえ氷などで対策を打たれても、体温さえ上がれば誰にでも効くので何としても老化させたい。 しかし、何よりもの問題点は宝具を使わないと真価が発揮できないこと。 幸い範囲は広いものの、迂闊に宝具を使うと弱点をさらけ出すことになるため使いどころを見極めよう。 さらに、マスターがただの巻き込まれた一般人であること。 これは致命的で、NPCを殺すなどして魔力を温存しておかないとすぐに魔力が枯渇してしまう。 幸い女性なので宝具の影響は少ないが、本人が戦力になることが難しい分、 なんとしてでも先手を優位に立ちたい。 マスターには必然的にサポート役に回ってもらうことになるだろう。 NPCから武器を奪ってそれを使わせるのもいい。 弱点は多いものの、スキルは有用なものがそろっており、 戦闘においては『心眼(真)』の知略が光り、特に咄嗟に相手の体温を上げる方法を思いつくのにも役立つ。 移動速度的な意味での俊敏は並クラスだが、『心の中の行動』でかなり素早い判断と行動も可能。 耐久性もC+だが、スキル『戦闘続行』などで重傷を負っても問題なく戦える上、 重傷を負うと必ずといっていいほど+補正がかかるのでかなりタフ。 スキル『兄貴』で一般人のマスターも強化できなくはないので、自分は相手の老化に徹して (少々酷だが)武器を持たせて相手のトドメを任せるのも選択肢としてアリ。 【マスター】 星空凛 【出展】 ラブライブ! 【参加時期】 アニメ二期の2話以降で5話より前 【マスターとしての願い】 兄貴(アサシン)を見捨てずにこの聖杯戦争を生き残る 【weapon】 ヤクザのアジトにあった銃など 【能力・技能】 運動神経が優れていて体力がかなり高いくらいしかない。 アイドルとして歌ったり踊ったりできる。 【人物背景】 音ノ木坂学院一年生で、μ'sに所属。高坂穂乃果の後輩にあたる。 趣味はスポーツ全般、特に陸上系。バスケのシュートが特技で本人曰く、「鼻もきく」とのこと。 μ'sの中では比較的小柄で、胸の大きさもワーストクラス。 チャームポイントはキュッと上がったお尻。 好きな食べ物はラーメン。だが、料理は苦手なのでカップラーメンくらいしか作れない。 体育会系で明るく、面倒見がいいが、泣き虫なところも。 小学生のころによく女の子っぽくないとからかわれていたためか、 ライブでセンターを務めるときは自信を持ちきれなかったという弱気な面がある。 また、「~にゃ」という語尾を付ける癖がある。 今回の聖杯戦争では、マスターを失ったアサシンに半ば強引に契約させられ、参戦することになった。 魔術師でもなくただの人間のため魔力はかなり低いが、 アイドルとして活動していたことにより、 ファンからの信仰が魔力になっていて、少しはマシなようである。 本人の希望で、アサシンのことを「兄貴」と呼んでいる。 聖杯戦争のルールは理解したが、実際にどんな人たちが参加しているかわかっていない。 【方針】 アサシンと共に生き残る。そのためにアサシンから戦う術を学ぶ。 確かに学ぶといったが、いざ銃を握ると、 殺し合いの場にいることが現実味を帯びてきて怖い。
https://w.atwiki.jp/vipdelcb/pages/23.html
言わずとしれた汚いアサシンさん るしえるの世界では全然汚くないよ。やだそんなとこ舐めちゃやだぁ・・・ アサシン!アサシン!!!クンカクンカスーハースーハー・・・ 育成例 ■AGI型 初期ステはSTR 10 AGI10 DEX10 最初にDEXを12にした後全力でAGIに振る。60~70になったらSTR一筋で見事な脳筋の完成 アサシンのAGI+補正のおかげで序盤からもちょいちょい避けてくれるから他に比べてマゾく感じない 優秀なスキルが多いが、その分まんべんなくとると火力不足に悩むこともしばしば。デモンズ、ヘブンズの二つがあれば生きていける。 パッシブは回避が20%あがる幻影身法は10振ること。これであなたも忍者になれますうるさい黙れしね ■AGI極型 上記の型のAGIを99まで振り切っちゃう型。回避装備詰みまくれば一部ボスならいけると思う ただし普通のMOBならAGI70もあれば回避上限になっちゃうからその辺はお前にまかせる 注意点 ■ガンスリンガーに転職する場合 ガンスリになるんであればちょっと考えて欲しいことがある (この先を読むにはわっふぉーわっふぉーと書き込んでください)
https://w.atwiki.jp/winterfate/pages/91.html
私の名前は吉良吉影、年齢は33歳。 自宅は杜王町北東部の別荘地帯にあり結婚はしていない。 仕事はカメユーチェーン店の会社員で遅くとも夜8時までには帰宅する。 タバコは吸わない、酒はたしなむ程度。 夜11時には床につき、必ず8時間は睡眠をとるようにしている。 寝る前に温かいミルクを飲み、20分ほどのストレッチで体をほぐしてから床につくとほとんど朝まで熟睡する。 赤ん坊のように疲労やストレスを残さずに朝目を覚ませ、健康診断でも異常なしと言われた。 そんな風に『心の平穏』を願い、『植物の心のような生活』を目標とするこの私が――― 「どうして殺し合いなどに巻き込まれなければならないッ!」 吉良は現状に怒りを覚えずにはいられなかった。 どんな願いも叶える聖杯、それを奪い合う聖杯戦争。 その為に呼ばれるサーヴァントと呼ばれる過去の英霊。 全部が吉良には必要の無い物だ。 どんな願いが叶うという謳い文句は確かに魅力的かもしれないが、その為に『闘争』に巻き込まれるのはごめんだ。 そんな目に合うくらいなら願望器など他の誰かにくれてやる。 そして何が英霊だ。過去に名を遺した人間と会えるのは、歴史マニアからすれば涎を垂らすほどの喜びかもしれないが私にそんな趣味は無い。 「マスターも大変ね、同情するわ」 そんな吉良の様子を見ながら、同じ場に居た金髪碧眼の女性が呟く。 この女が吉良の元に現れたサーヴァント、クラスはアサシンだ。 そのアサシンを吉良は睨む。 「……何よ? 言っておくけど私に当たらないでよ。私が貴方を連れてきたわけじゃないし」 「分かっているさそれくらい」 それだけ言って吉良はアサシンから目をそらす。 本当は色々言いたいことがあったが、吉良は堪えた。 ここでアサシンに当たり散らしてもしょうがない事は明確、ならば聖杯戦争に向けた話し合いをする方が余程建設的だ。 腹立たしくはあったが。 「それでアサシン。まず聞きたいんだが、君は誰だ?」 「真名という意味ならキングズベリー・ランの屠殺者よ。ご存じかしら?」 「キングズベリー・ランの屠殺者ね……」 その名前を吉良は知っていた。 とは言っても詳しい事は知らない、精々アメリカに昔居た連続殺人鬼だという事くらいしか知らない。 だが吉良はそれとは別の部分に疑問を抱いた。 「それは通称のようなものであって君の本名ではないだろう」 「そう言われても名乗れる名前はこれしかないわよ」 「……からかっているのか?」 「違うわよ」 そう言ったアサシンはさっきまで無表情を貫いていた物の、次の瞬間心底忌々しそうな顔をする。 その顔を見た吉良は、この女はこんな表情もするのかと驚いた。 「私には記憶がないの」 「記憶がない?」 「そう。私には自分が『キングズベリー・ランの屠殺者』だったという事しか記憶がないの。 私が何処の誰だったかとか、どんな生まれでどんな風に育ったとか、そもそも何を思って連続殺人なんてしたのかさえね」 「……」 吉良はアサシンの独白を黙って聞いている。 「そしてその記憶を取り戻すのが私の願い。聖杯戦争に乗り気じゃないマスターには悪いけどこれだけは捨てられない」 「しかし、こう言うのはなんだが取り戻したいのか? 楽しい思い出など一つもないかもしれないぞ」 淡々と、しかし強く言い切ったアサシンに対して吉良は疑問を投げかける。 アサシンが生きていた1930年代は世界恐慌が収まらず、クリーブランド・フラッツというスラムが発生するほどの情勢だった。 もしもアサシンがそのスラムの住人だとするならば、はっきり言っていい思い出があるとはとても思えない。 だがアサシンはそんな吉良の疑問を一蹴する。 「じゃああなたは耐えられるの? 例え自分の生涯が誰も目にもとまらない平凡なものだったとしても、誰もが目を背けたくなるような地獄だとしても、それすら分からない現状が貴方にとっては平気なことなの!?」 「…………」 その問いに吉良吉影は答える事が出来ない。 例え過去の全てを失ったとしても、それを取り戻すために嫌いな『闘争』に自分が飛び込む姿がイメージ出来ないから。 そんな吉良を見てアサシンは一言。 「返事しないのは、自分がそんな状況に陥る事が想像できないからって事にしておくわ」 「……そうしてくれ、アサシン」 ◆ 「話が逸れたわね」 「そうだな。ではアサシン、君の戦闘能力を聞かせてもらおうか」 「はっきり言って弱いわ」 アサシンの迷いない即答に思わず唖然とする吉良。だがアサシンはそんな主の事を気にせず話を続ける。 「私に出来るのは気配を消して不意打ちでマスター殺すことくらいよ」 「……そうか、ならマスター狙いを主軸に考えるとしよう」 「え?」 吉良の迷いない即答に思わず疑問の声が出るアサシン。それを聞いた吉良が何事かと問いかける。 「どうかしたか?」 「私が言うのもアレだけど、人殺しとかためらわないの? いや別にいいけど」 「質問に質問で返すな。 ……今の場合はやむを得ないだろう。刑法でも緊急避難が適用されるはずだ」 「法律が許すなら人殺しOKなのねマスターって。……楽でいいわ」 「私としては何事もなく元の世界に帰れるのならそれで構わないからね」 「……マスターって何者なの?」 それはアサシンの心からの疑問。 連続殺人鬼に嫌悪感も見せることもなければ殺人を否定しない目の前の人間が、どういう人生を過ごして来たかをアサシンは気にせずにはいられなかった。 「私は何処にでもいる一般的な会社員さ」 「マスターみたいな人間がどこにでも居るとか日本って凄いのね」 「どういう意味かな?」 「そのままよ、正直私と同じ殺人鬼とか言われた方が納得するわよ今までのマスターを見てると」 その言葉に一瞬だけ動揺する吉良。 勿論そんな動揺はおくびにも出さずアサシンに返事するが、吉良の中でアサシンに対する警戒度が少し上がる。 「仮に私が殺人鬼だったとしても、それを自己紹介する道理はないな」 「まあ確かに、そんな自己紹介する奴とか足手まといにしかならなさそうね」 吉良の言い分に思わず納得するアサシン。 それと同時に思いっきり自己紹介した自分に疑問を思うが、それはそれよねとアサシンは棚上げした。 「ねえマスター」 「何だ?」 「―――勝ちましょうね」 それはアサシンの心からの言葉。 友情も愛情も忠誠心もない己の主に対してだが、悪名轟く自分を拒絶しないマスターにアサシンは少しだけ好感を覚えていた。 「当然だ、私はこんな所で死ぬわけにはいかない。必ず『幸福』に生きてみせるッ!」 そして吉良はそれに気付かないし、気付いたとしても気にも留めない。 【クラス】 アサシン 【真名】 キングズベリー・ランの屠殺者 【出展】 史実、20世紀アメリカ 【性別】 女 【属性】 混沌・悪 【パラメーター】 筋力D 耐久D 敏捷C 魔力D 幸運A 宝具E 【クラススキル】 気配遮断:A 自身の気配を消す能力。 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 精神汚染:C 精神が錯乱しているため、他の精神干渉系魔術をシャットアウトできる。 ただし、同ランクの精神汚染がされていない人物とは意思疎通ができない。 人体切断:A 生きている相手の肉体を切断する技術。 Aランクとなると、肉屋か外科医のように鮮やかな切れ味。 情報抹消;B 対戦が終了した瞬間に目撃者と対戦相手の記憶から、能力、真名、外見特徴などの情報が消失する。 例え戦闘が白昼堂々でも効果は変わらない。これに対抗するには、現場に残った証拠から論理と分析により正体を導きださねばならない。 【宝具】 『キングズベリー・ランの屠殺者』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:1 アサシンそのものが宝具。 アサシンの正体は誰も知らないが、アサシンだと疑われた人物は数多いる。 その為か、アサシンは呼び出したマスターがイメージする『キングズベリー・ランの屠殺者』の姿で召喚される。 ただし、マスターがキングズベリー・ランの屠殺者に関する知識がない、もしくは知っているだけで人物像をイメージしていない場合、姿は完全ランダムとなる。 今回は完全ランダムで現れた。 【weapon】 ナイフ 【人物背景】 1930年代に犯行を重ねた正体不明の連続殺人鬼。 公式では12人と言われているが実際の被害者の数は不明。 アル・カポネの摘発で有名なエリオット・ネスが捜査に当たったが、犯人を捕まえる事は出来なかった。 アサシンの正体は誰も知らない。アサシン自身でさえも。 アサシンは自身の正体に関する記憶を消失しており、覚えていることは自身がキングズベリー・ランの屠殺者、またはクリーブランド胴体殺人者と呼ばれる存在だったという事のみ。 【特徴】 基本的に無表情な金髪碧眼の白人女性。 それ以外に目立った特徴は無い。 最も、エリオット・ネスから逃げおおせた殺人鬼に目立つ特徴があるというのも不自然な話ではあるが。 【サーヴァントとしての願い】 自分が正体を取り戻す 【マスター】 吉良吉影 【出展】 ジョジョの奇妙な冒険 【能力・技能】 スタンド『キラークイーン』 「第一の爆弾」 手で触れた物を「爆弾」にする能力を持つ。 爆弾は 爆弾自身が爆発する 爆弾に変えた物体に、触った者を爆発させる。 キラークイーン右手のスイッチを押すことによってのみ爆発する。 他の物体に接触すると即座に爆発する。 と言った性質を使い分ける事が出来る。 ただし対象を爆弾に変える時にしか決められず、一度爆弾に変えたら後から性質を変える事は出来ない。 また、一度何かを爆弾に変えると、それが爆発し終わるまでは新たに爆弾を作る事は出来ない 「第二の爆弾 シアーハートアタック」 キラークイーンの左手に装着されている、戦車のようなスタンド。 「熱」に反応して対象を自動的に追尾し、爆発攻撃する。 凄まじく頑丈に出来ている。 【人物背景】 M県S市杜王町在住、33歳のサラリーマン。 周囲からの評判は悪くないが、どことなく影の薄い男。 その実態は女性の手に欲情し、手の美しい女性ばかりを殺している殺人鬼。 平穏で幸せな「植物の心のような生活」を目標とし、目立たないように生きる事を心がけている。 【マスターとしての願い】 生きて杜王町に帰る。 【備考】 参戦時期は本編登場前です。
https://w.atwiki.jp/ragmaswiki/pages/18.html
アサシン 概要 シーフをより火力方面に特化させた職業。 カタール装備時は、クリティカル率が2倍になるのも特徴。 短剣装備時は二刀流となり、非常に高いパッシブ火力を誇る。 素のHPはあまり伸びないので、打たれ弱い点には注意しよう。 ステ・スキル・育成プラン クリアサ クリティカルによるパッシブ火力と必中で戦うタイプ。 ステ振りはAgi Str Luk Vitが主流。Lukは50前後。 スキルはカタール系にEP強化、SB、バックステップなど。 極まると強いが、とんでもない金食い虫。 合言葉は弱いと思ったら投資しろ。 妥協すればするほど、SB型、二刀型に追い抜かれていく。 SB・二刀アサ カタールならLukには振らず、SBをメイン火力として戦うタイプ。 SBに頼らない場合、パッシブ火力に勝る二刀流で戦うことになる。 ステ振りはStr Agi Dex Vitが主流か。 Hitを確保するために、LukではなくDexを上げる形となる。 スキル振りはカタール系にEP強化、SB、バックステップなど。 二刀の場合はカタール修練を捨てて、アーマーブレイクを取る。 安定した火力を出しやすく、クリアサほど装備に拘らなくていいのが利点。 ちなみにアサシンクロスでSbr型の場合、Agiの代わりにIntを伸ばしていく。 スキル 一覧 名前 最大Lv 性能 備考 カタール修練 10 カタール装備時の攻撃力を上昇 アーマーブレイク 5 短剣での通常攻撃時、一定確率で対象の防御力を低下させる 前提:DA5 ソニックブロー 10 対象にダメージを与えて、確率でスタンさせる ソニックアクセラレーション 5 ソニックブローのダメージと、自身の命中を上昇 エンチャントポイズン強化 10 EP使用時に攻撃力が上昇 インベナム 5 対象に物理ダメージを与え、毒状態にする 毒薬を消費する グリムトゥース 10 ハイド中のみ使用でき、対象と周囲の敵に物理ダメージを与える カタール専用 バックステップ 10 後方に下がると同時にハイディングを使用する ベナムダスト 10 対象を含む周囲の敵に物理ダメージを与え、対象を毒状態にする スキル詳細 カタール修練 カタール装備時の攻撃力を上昇させる。最大で30。 無視できない上昇量だが、たまにSBする程度の二刀型なら無視して構わない。 アーマーブレイク 短剣での通常攻撃時、一定確率で対象の防御力を低下させる。 確率は最大25%、防御力低下は一律50%で4秒持続。 ソロはもちろん、PTでも恩恵は大きい。 ソニックブロー(SB) 対象に物理ダメージを与え、確率でスタンさせる。 ダメージ倍率は最大で600%、スタン確率は30%になる。 二刀流でも使用できる。 ソニックアクセラレーション ソニックブローのダメージと、自身の命中を上昇させる。 最大でダメージを100%増やし、命中を30上昇させる。 命中のためにも欲しくなるスキル。 エンチャントポイズン強化 エンチャントポイズン使用時に攻撃力を上昇させる。 また、EP、インベナム、ベナムダストによって与えた毒の持続時間を伸ばす。 最大でAtk40上昇。延長時間は最大で10秒。 インベナム(インベ) 対象に物理ダメージを与え、毒状態にする。 ダメージ倍率は最大で250%。 グリムトゥース(グリム) カタール装備時、ハイディング状態でのみ使用でき、対象とその周囲の敵に物理ダメージを与える。 使用後にハイディングは解除されるが、一定確率で解除されない。 ダメージ倍率は最大で240%。継続は最大で75%。 バックステップ(バクステ) 後方に下がると同時にハイディングを使用する。 使用時に回避も上昇し、5秒間持続する。 回避は最大で30上昇する。 緊急回避としても、回避の一時強化としても優秀。 ベナムダスト(VD) 対象とその周囲の敵に物理ダメージを与え、対象を毒にする。 対象が既に毒状態だった場合、周囲の敵に毒状態を拡散する。 この毒状態は3回まで重複する。 ダメージ倍率は最大で150%。 狩場考察 転職~75Lv:プロンテラ北 55Lv~75Lv:ミノタウロス、ソヒーなど 61Lv~80Lv:オーク村 65Lv~80Lv:コボルト森林 71Lv~85Lv:グラストヘイム外郭
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/239.html
「ううん、涼しくて気持ちのいい夜だね」 冬木市の市街地、高層ビル群の一角、その屋上にて1つの影があった。 木訥な、悪し様に言えば特徴のない学生だった。 強いて特徴を言うならば、横に長く切れた細目と首からかけたマフラーくらいだろうか。 開いているのかどうかも怪しい眼は、夜の街並みを見下ろしながら、薄笑いを浮かべている。 「お前も予選を突破した魔術師か」 静かな夜に靴底とアスファルトが皹を入れる。 屋上へ通じる唯一の通路から、別の少年が光と共に現れる。 制服が同じ、ということはお互い同じ学校の生徒なのか。だが、その瞳は少年と異なり、強い意志に燃えている。 「……なんのことです?」 「とぼけるな。ここにいるということは、お前はもう記憶を取り戻したんだろう。 なら、やることは一つだ。サーヴァントを出せ。さもなくば……」 一方的に喋りながら、回路を戦闘用に切り替える少年に、彼は手を振って静止を求める。 「ちょ、ちょっと待ってください。記憶を取り戻したってなんのことですか? 僕は何も忘れていない。それにサーヴァントって何の話です? 僕はそんなもの見たことも……」 「セイバー、やれ」 少年が言の葉を放つが先か否や、月光に煌めいた一閃と共に、彼の首が夜に飛んだ。 その切っ先の終点には、実体化した少年のサーヴァント……セイバーの剣があった。 「よろしかったのですか? 見る限り、本当にマスターではなかったようですが」 剣を納めたセイバーが主を問う。しかし、そこには詰問するような調子はない。 「ああ。だが、疑わしい者を残す理由もない……軽蔑するかい、セイバー」 「いいえ。貴方がどれほどに聖杯を望んでいるかを私は知っている。 そして、私もまた聖杯を望む者。ならば私は貴方の剣となりましょう」 セイバーの応えに、少年はそっぽを向けた。僅かな感情の緩みを見られたくなかったからだ。 セイバーの問いはもっともだった。確かにその体からはマスターの証である令呪の気配がない。 それが事実だとすれば、彼はたまたま基本ルーチンから離れたNPCなのか。 ならば、これは少年の勘違いだ。剣を納めるべきは自分だし、もし自分の感情だけに従えるならそうしていた。 だが、今の少年は背中に大きなものを背負って、この方舟に来ている。 その勝利のためならば、あらゆる不安要素は排除しなければならなかった。 全ては、救済のために。猫の額程度もない小さな世界を守りたいため。 (それに……あのNPCの目……あれは、まるで……人を蟻か何かとしか思っていないような……) 「ひどいなあ、待ッてクれっていったじゃナい可」 その声に、少年達は振り向いた。月光の降り注ぐビルの屋上に、首のない肉体が立ち尽くしている。 「何で、死んでない」 「? そりゃそうだろう。NPCに厳密な死なんてないよ。 中核データが破損でもしないかぎり、ねえ」 「NPCの肉体データに、寄生していたというのかッ!」 「ウン、そりゃそうだ。せっかくこの年になって学生をやれるんだから、ちゃんとそれっぽい身体でやりたいダロ?」 手を大仰に広げた屍は、口ほどに物を言った。その意味に、少年は信じられないと首を振る。 こいつはつまり、突破できる予選を、ただの学園生活をギリギリまで楽しんでいたのだ。 「ダカラ、待ってくれっていったじゃないカ。今、本当の身体にするカラネ」 そう言って首のない彼の指が小気味よい音を鳴らす。 その瞬間、少年の踏みしめていた足場が崩れた。コンクリートであったはずの床は、 難読な文字をびっしりと書かれた呪符と散らばり、拡がっていく。 「ビルを1階分丸ごと偽装していたってのかッ!?」 「マスター、あれをッ!」 驚愕に震える少年に、セイバーが指を示す。偽装を解かれたビル、その本当の屋上の中心に、首のないもう一つの身体があった。 でっぷりと膨らみ、しかしみずみずしい筋肉に包まれた偉容だった。 「カ……ッ!」 首のない学生の胸が大きく膨らんでいく。胸骨肋骨、肺をぶち破って出てきたのは。 「ッカカカカカカカカッ!!!!!!!」 その真の身体に納められるべき、本当の首だった。 「私は今、卒業したネ!(しみったれた学園生活用ボディから) 社会派幽凄道士・馬吐呑(マー・トンツー)と呼んでもらっても構わないヨ!」 鉄の魔神めいて首と肉体が合身し、ただの肉の置物だったその身体に神経が通る。 しばしアドミナブルを隆起させて元の肉体を堪能していたが、それを見ていた少年はただ唖然とするほかなかった。 「……さて、お待たせして申し訳なイ。それじゃあ、相手してやるかネ、セイバー君ッ!!」 「な!?」 義体から戻したマフラーが馬の身体に巻き付きトレンチコートを形成する。 それが如何な魔術によるものか、少年には考えることができなかった。 マスターであるはずの男が、セイバーに突撃したのだ。 「ふふぅ、うふふふふふふううう」 「こ、こいつ! 骨に神秘を刻んでいるのかッ!!」 掌打、蹴撃、なぜか自在に動き襲いかかるマフラー。あらゆる変則的な攻撃にセイバーは防戦一方に追い立てられる。 通常、このようなことはあり得ない。 セイバーとてムーンセルに記録されるほどの猛者ではあるが、 この男の用いるのは中国拳法……功夫と呼ばれる物。西洋の技と東洋の技の噛み合わなさが、セイバーの攻めに転じられない理由だ。 だが、それだけではセイバーの剣を、神秘に守られた兵装をただの拳が防ぎ、打ち合うことができるはずがないのだ。 肉体そのものが、神秘の片鱗を宿していない限りは。 「それでも、サーヴァントとは言え英霊と渡り合うなんて……! 真逆、お前、死徒かッ!? そんな奴がなんでこの聖杯戦争にッ!?」 「西洋の保菌者みたいに言われるのは心外だな。 いやなに、ちょっと「向こう側」永い旅をしていたんだが、そこで物珍しい木を見つけテネ。 植林事業に手を出そうかと思った矢先にここに呼ばれたんだヨ」 セイバーと撃ち合いを繰り返しながら、馬はしみじみと思い返すように昔を思い返した。 逆さまに上っていく滝、フラタクル構造をした虹、鳥のような魚。 ちょっとしたアトラクションめいた世界を満喫していたのだが、そこで方舟の元となった木を見つけたのだった。 いや参った参った、と可々と笑う馬に少年は頬に冷や汗を垂らした。 馬鹿馬鹿しく笑ってはいるが、相手は紛れもなく死を纏った人外……死徒だ。 音に聞こえる二十七祖ほど、とまでは思わないが、マスターとしては破格すぎる。 なるほど、セイバーと打ち合えるのも無理はない。だが。 (感謝します。マスター、もう少しで、読み切れる!!) 少年の心憎いサポートに、セイバーは内心で感謝した。 そう、僅かにであるが、セイバー防戦一方から攻勢へと転じつつあったのだ。 如何に相手が死徒であり、相性の悪い東洋圏の技法を用いていたとしても、それでもセイバーは英霊だ。 どうやら長旅で相手の自慢の肉体は何割か消耗しているらしく、 初見の不利は、この撃ち合いで相手を見切ることでなくなりつつある。 あと1分もしない内に、天秤は、勝利はこちらに転がる。 ((この戦い―――我(僕)等の勝利だ!!) 「――――とか、そういうことを考えるあたりカネ」 酷薄な、嘲るような笑みを馬は浮かべた。 人間を超越した化外の瞳を隠すサングラスに写った像をセイバーは見入る。 セイバーの勝利を確信した少年の背中にはそれまで影もなかった男が一人立っていた。 「マス」 「や、本当に知らんかったんだヨ。一度も見たこともなかったしね。 ま、ずーっとワタシを見張っていたことはわかっていたけどネ」 「あ、あぁ……」 セイバーが振り向いて、馬が嘲ったその向こうに、鮮血が跳ねた。 少年の背中から胸に貫いた赤い刃が、華のように咲き誇る。 「タアアアアアアアアア!!!!!!!!!」 鬼神の如き速さで、セイバーは一太刀を繰り出すが、黒衣の男…… アサシンは素早く――もうこれには興味がない、というように――剣を少年から引き抜き、血溜まる海に少年を沈めながら飛び退いた。 マスターが窮地に陥っても助け船を出すこともなく、マスター暗殺の瞬間をねらっていたのだ。 「貴様ああああああ!!!!」 「ご満足いただけましたか、媛。それは重畳にございます」 吠えるセイバーの声など木の葉の落ちる音程度も感じない様子で、アサシンは虚空に向けて何かを呟く。 延びた黒髪の間から見える赤い瞳は淀んで血のように昏い。 セイバーはマスターを抱き抱えて呻いた。臓腑を吐き出さんばかりに後悔した。 なぜ気づかなかった。死徒の存在に目を奪われ、マスターを追いつめた程度で油断してしまっていた。 これは聖杯戦争だ。サーヴァントこそを何より警戒しなければならなかったのに。 「セ……セぃ、ァ……」 「ま、マスター! まだ意識がッ!!」 その後悔に神が気まぐれの善意を差し向けたか、少年は血を泡と吐きながら呻いた。 揺さぶろうとするサーヴァントの手を払い、そのまま右手を月に掲げる。 「さ、三度、重ェて、令呪に願…………」 「! 了解した、マスター。如何な命令とて、この剣にて叶えて見せよう!」 鬼気迫るマスターの表情に、セイバーは自分の愚かさを改めて呪った。 今すべきは自身を責めることでも、マスターを案じることでもない。この死地をなんとか突破することだ。 三度の令呪を切れば、どうなってしまうかはわからない。 だが、出し惜しみできる状況ではない。ならば、ここに乾坤一擲を賭す。 アサシンも死徒も、最低限の構えだけで積極的にこちらに向かってくる気配はない。 令呪三枚掛けのセイバー相手に太刀打ちは不可能と理解しているのだろう。 今は見逃してやる。だが、次こそはしない過ちはしないと誓い、剣をーーー 「あのアサシンの剣を奪え……! なんとしてもだ……ッ!!!」 意味が、わからなかった。あのアサシンの――今はもう背中に仕舞ってある――剣を奪うことに何の意味があるのか。 分からなさすぎて、セイバーはもう一度マスターの方を向いた。 血の抜けた青ざめた顔で、少年は目だけは爛々とさせている。 そこでセイバーは気づいた。気づいてしまった。マスターが、少年が見ていたのは自分ではない。 聖杯に注ぐべき願いでもない。帰りを待つ人達でもない。 もう、自分の心臓を貫いた、あの紅い刃しか見えていないのだ。 「う、うあああああああああ!!!!!!!!」 セイバーは慟哭と共に剣を振りかざした。 そこからのことは語るまでもない。 対魔力で令呪にあらがっても、令呪のまま逃げに徹するアサシンを追おうとも、 もはや彼らの聖杯戦争に先などないのだから。 「いや、手並みは拝見させてもらったヨ。アサシン」 霧散した魔力に手をかざしながら、馬呑吐は満足げな表情を浮かべた。 それは相手を倒したからというより、久しぶりに運動をしたら気持ちがよかったというたぐいの物だった。 「それで? ずーっとワタシを見張っていたのだろウ? 見ての通り、長旅で自慢のボディもクタクタネ。 フルチューンならともかく、撃ち合いにしても道術にしても、英霊相手ではちと分が悪い。 ここは共に戦っていくのが良いと思うが――どうかネ?」 「……私は、特に聖杯に捧ぐような大望などありませぬ。 マスターが望まれるのであれば、英雄相手にどれほど通じるかわかりませぬが、尽力させていただきましょう」 片方の拳をもう一方の掌で包み、礼を取りながらアサシンは謙虚に応じる。 自己をおくびにも出さないその様は、生粋の職業暗殺者に見えた。だが。 「ふぅむ。それはその背中に差した媛君の意向カネ?」 「――」 りん、と鈴が鳴る。その音が鳴り終わるより速く、アサシンの持つ紅の刃が馬の喉元に寄せられる。 (婁よ、こやつ――) 「ええ、聞こえておりますよ、媛君。なるほど、げに恐ろしき魅了の魔力。 これでは有象無象の者共はひとたまりもありますまい。私にその美貌効かぬとその美声聞こえしは、 どうやらマスターとてつながった経絡によるものかト。 間男が入ったようで恐縮ではありますが、野暮は致しませぬ故、どうか容赦願いたい」 (……ふん、妾を納めよ、婁。こいつも上物であるが、これは後回しじゃ。今は数が欲しい) 「……はッ」 嘘くさいほど慇懃な礼を取る馬に、媛……アサシンの宝具はアサシンに命じると、嘘のように殺気を納め、剣を戻した。 そう、このアサシンの主人はマスターなどではなく、この媛君。 一目その刃を見れば誰もが媛を求め殺し合う妖刀である。 故に、その願いもまた聖杯ではなく、媛ただそれのみ。媛の求める供物を献上するだけだ。 「ま、いいんじゃないかネ。願いはないと思っていたんだがこれも一期一会、 そろそろ住み慣れた惑星(ふるさと)の地を踏むのも一興。 ついでに麻倉屋サンに聖杯を持って行けば、いい商談もできそうだしネ」 アサシンの剣呑な意志を、人間にはよくあることとばかりに捨て置き、 馬はピクニックに行く前日のように夜空を見上げた。 いや、実際彼にとってはそうなのだ。どのような場所であろうとも、旅の途中。ただ己の我を貫くのみ。 「おい、凄い音がしたけど、何かあった――」 あまりの状況に特別ルーチンでやってきた警官NPCを、無言でアサシンが手刀で貫く。 くず折れた警官は、たちまちのうちに黄泉より還り立ち上がる。 死体が呻くより先に、馬が呪符を額に張り付けると、NPCはたちまち両腕を正面に直角につきたて、ぴょんぴょんと跳び始めた。 「ま、最初はゆっくりやろうじゃないカ。聖杯は逃げない。人生は永い。 愉しまなければ損ネ。か、カカカカ、カカカカカ――――――!!!」 NPCをキョンシーに変えながら、死人使い達は進む。 いつも通りに、何も変わらず。 結果的にこの世を、地獄にしながら。 【クラス】アサシン 【真名】婁震戒(ロー・チェンシー)@レッドドラゴン 【パラメーター】筋力D 耐久E- 敏捷B+ 魔力D 幸運C+ 宝具C 【属性】中立・悪 【クラススキル】 『気配遮断:A-』 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 『黄爛武術(剣術):B(A)』 東の旭日、黄爛国に伝わる武術を扱うスキル。実質的にスキル:中国拳法と同等。 ただし、アサシンは剣技を得手としているため、剣装備時にはB→Aとなる。 『単独行動:B』 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日は現界可能。 独立調査隊から何度も抜け出して暴れまわった逸話から。 『芸術審美:D+』 芸術作品、美術品への執着心。 芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、ごく低い確率で真名を看破することができる。 特に刀剣関係に由来を持つ英霊であれば、確率が上昇する。 『軽身功:C+』 内力を操作することで、己の身を軽くし悪路を容易く突破する能力。 C+ならば準備さえすれば断崖絶壁すらも踏破可能。 【宝具】 『妖剣・七殺天凌(チーシャーティェンリー)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉 1人 アサシンが片時も離さず持つ『愛』刀。その剣に宿る意志は妖艶にして酷薄な媛君。 魅了の魔力を持っており、その刀身の輝きを目にし、囚われた者はこの妖剣を欲しがる衝動の奴隷となる。 命を食らう性質をもち、相手の防御力を無視して生命力へ直接ダメージを与えられる。 そして、その刀に殺された者の生命・魔力は余すことなく媛への供物と食い尽くされる。 『天凌府君、其我也(わくわくてんりょうランド)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大補足:1~50人 一度死し、復活したアサシンが手に入れた呪い。その手で殺した者を強制的に還り人……歩く屍へと変える。 そして、アサシンに直接殺されて蘇った屍に殺された者もまた蘇り、アサシンの支配下に置かれる。 ただし、蘇った者には狂化・Bが付与されるため精密な運用は不可能。 また、七殺天凌で殺したものも屍とすることはできない。(命を吸い尽くしてしまうため) アサシンは創り上げた屍の群れを国家『天凌』と定め、自らを『天凌府君』と名乗った。 『無二打(にのうちいらず)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 アサシンの奥の手。武技の極意。 攻撃ダメージ発生時に、自身の生命力の一部を上乗せすることで追加ダメージを与える。 追加する量はアサシンの任意で決定。また、媛の合意さえあれば七殺天凌が喰らった生命力をこの宝具に乗せることができる。 【weapon】 機械左腕(サイボーグアーム・レフト) 当時の最高技術を持って創られた義手。アンカーリールが内蔵されている。 仮面 舞踏会用のただの仮面。死者の王・天凌府君としてふるまうときに装着する。 【人物背景】 世界を二分する大国、黄爛の宗教組織・八爪会に所属する武装僧侶(暗殺者)。 他者評価は「殺せるか否か」だけで、媛に吸わせる血としか見ていない。 視野の隅を「凝視」する特技を持ち、暗殺対象の必死の瞬間を狙い続けている。 一応国家の暗殺組織に所属するが、傅くのは媛だけであり、他人に従う気は皆無。 物語本編では媛の供物にするためだけに仲間を裏切りってもう一つの大国・ドナティアの要人を殺害し世界を緊張に叩き込んだ。 その結果、彼は一度死ぬが、世界の特殊なシステムにより還り人(平たく言うとゾンビ)になり復活。 舞台であるニル・カムイすべてを媛に捧ぐべく、死者の群れ『天凌』を率いてニル・カムイを地獄に叩き込んだ。 しかしその内心は媛への愛だけであり、媛に見捨てられることを何よりも恐れている。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯戦争はどうでもいいので媛を愛する。愛する人が命を欲しがっているので当然捧げる。 【基本戦術、方針、運用法】 隠密行動からの暗殺一択。正面きっての戦闘では勝ち目はほとんどないため、如何に奇襲に持ち込むかが要になる。 NPC狩りで増やした天凌国民をスナック感覚で送り込んで、その混乱に乗ずるのも有効だろう。 【マスター】馬呑吐(マー・トンツー)@宵闇眩燈草紙 【参加方法】「向こう側」でぶらり旅をしていた際にゴフェルの木片を手に入れた。 【マスターとしての願い】情欲のままに旅の続きを。 これが終わったら聖杯を土産に「こちら側」に戻るのもいいかもしれないネ。 【weapon】 『強化調整肉体』 ヒヒイロカネ製骨格フレームに生きたまま腑分けした少年少女の筋をあしらったお手製のボディ。 ただし、向こう側での冒険で疲弊しており、完全なスペックは発揮できない。 『マフラー』 意のままに動いてあちらこちらを切り刻む。しかもドリルにもなる。 『呪符』 道術や身代わりに使う大量の符。どこに仕込んでいたか聞くのは野暮。 【能力・技能】 『真・幽棲道士』 死んで私に抗えるものはいないと豪語するほどの、僵尸(キョンシー)を操る死人使い。 吸精鬼であり長い時間を生きているため、符術・道術・功夫を高水準で修めており、 死体の数さえあればそれらを束ねて巨大傀儡にしたり、マフラーを武器にして戦うこともできる。 技術者としてのスキルも持ち合わせており、死体を改造して強化キョンシーを作成することもできる。 死人使いの特性上、相剋の関係から木気(雷)との相性が悪いが、肉体的基礎スペックを底上げすることで対処した。 もちろん銀やニンニクなど吸血鬼的弱点があるが、大体は克服しており「健康のために日光浴をする」レベル。 【人物背景】 大陸マフィアの用心棒。トレンチコートに帽子にグラサン付けたクラシックマフィア然としたデブ。 その傍ら、五行器という永久機関の完成を目論んでいた。 が、その過程で首から下を完全消滅させてしまい、もののついでとより強化された肉体製作のために アメリカ大陸の街一つを『向こう側』へ消滅させた。しかしその最後に自分も『向こう側』へ 吸い寄せられてしまい、抗おうかと思ったが、それもOKかと穴の向こうへ消えていった。 口調は余裕のある時は胡散臭い中国語(~アルネ)だが、マジギレしたりすると標準語になる。 長く生きたため本来なら仙人へ至れるが、「情動を捨てて何が生か!」と俗世を満喫している。 【方針】 本人は巻き込まれただけなので普段通り物見遊山。 普段通りなのでアサシンの求愛活動ついでにさくっと殺してキョンシー作ったりする。 倒すことはできないまでも初見ならば真向からでもサーヴァントと打ち合えるので、 自身(とキョンシー軍団)が囮となってサーヴァントをひきつけ、その隙にアサシンで必殺するのが有効。
https://w.atwiki.jp/smrwiki/pages/86.html
概要 フランク-リード機構は転位を増殖させるメカニズムの一つであり、最も主要なものの一つ。フランクとリードがほとんど同じ時間に独立に考えた。 なぜフランクリード機構が考え出されたのか? 1930年代にオロワンとテイラーによって転位論が発表されたが、いくつかの疑問があった。 たとえば、普通バーガースベクトルは原子間隔に等しいが、これは1nm以下でしかない。 そのため、ある金属が1cmせん断されるとき、バーガースベクトルは10^7本以上動く必要がある。 しかしながら、よく焼きなました金属の転位密度はおよそ10^4/cm^2程度でしかなく、10cm角棒では全く足りない。 また、破断直前の金属の転位密度は10^10本/cm2程度であり、6桁近くも増加している。 この現象を説明するためには転位が増殖するためのメカニズムが必要だった。 基礎的な理解。 参考になるPDF(13p) ある長さの刃状転位が一本存在したとする。 この刃状転位は結晶の中に存在し、結晶粒界に突き出してはいない。 転位はループでない限り必ず端をもつから、この転位は転位が存在する面以外の方向に伸びて結晶の端に突き出している。 さて、この刃状転位に応力がかかったと想定しよう。 当然転位は移動するが、刃状転位の端は状況設定から、別の面に存在する転位になっている。 転位は特定の滑り面しか滑らないため、他の方向にのびている転位は動かない。 そのため、中央部はよく動くが、転位の両端はピンで止められたように動かない。 ちょうど端を止めたゴムひものような感じだ。 ゴムひもだと引き続けるとどんどん楕円形になるが、転位の場合は残念ながら(?)もうちょっと融通が効くので後ろに回り込み始める。 どんどん押していくと後ろに回りこんだ転位同士がふれあい、消えてしまう。 そして残った部分が輪になり、最初の刃状転位と、転位ループがひとつ増える。 これがなんども繰り返されることによって転位は増殖し続ける。 フランクリード源自体はいくらでも転位ループを作り出せるのだが、転位ループが粒界に蓄積し、フランクリード源にある程度影響をおよぼすようになると新しい転位ループを生み出すことができなくなる。 転位ループの転位の向き 転位ループではすべての部分でバーガースベクトルは同じ方向を向いている。 そのため、転位ループの各部位で転位の種類が異なる。 転位ループの向きを右回りに取り、バーガースベクトルを応力方向にとると、フランクリード源前方では正の刃状転位が、 90度左側では左回りのらせん転位が、後方では負の刃状転位が、右側では右回りのらせん転位になっている。 中間点では混合転位である。 フランクリード源が与える影響 最も大きなものは最初に挙げたような転位密度の増大であるが、フランクリード源は同時に加工硬化も引き起こす。 加工硬化は転位同士の相互作用や切りあいによるものであり、転位の量が増えるに従いその頻度は増え、硬化する。 塑性変形がフランクリード機構に多くを依存しているということは、フランクリード源の可動速度によって塑性変形速度が律速されるということでもある。 靭性の大きな材料を得るためには延性破壊することが重要であり、高い可動速度を持ったフランクリード源が必要である。 もちろん、フランクリード源の可動速度だけで全てが決まるわけではないが、重要な役割を担っていることは間違いない。 ところで、長い時間をかけて変形をさせるとどうなるだろうか? うちの某先生いわく、クリープである。 でも筆者(Library)としては、どうなんだろうなぁと思う次第。